CHARLIE PARKER |
![]() 1920.8.29 - 1955.3.12 Charlie Parker Site |
カンザス州カンザスシティ出身。1940年代前半に、ディジー・ガレスピー、セロニアス・モンクらと共にモダン・ジャズを創始した一代の天才アルト奏者。 アルト・サックスは独学で、16歳のときすでに生地カンザスシティでプロになっていた。19歳のとき一旦、ニューヨークに出たが、その後、1940年にジェイ・マクシャン楽団で初録音。41年には"ミントン"でモンクやガレスピーと共演しバップ革命を推進。その後アール・ハインズ楽団やビリー・エクスタイン楽団で演奏したあと、45年パーカーは、トランペットのガレスピーと組んでクインテットを結成、サヴォイに〈ビリーズ・バウンス〉〈パーカーズ・ムード〉〈ココ〉等々、一連の歴史的吹込みを残した。これらの吹込みを通じて、サックスとトランペットという2管編成のフロント陣、ピアノとベースとドラムスからなるリズム・セクション、このクインテット編成のコンポは、その後のモダン・ジャズ・コンポのモデルになった。 46年には麻薬のため入院。その後再起し、47年ニューヨークに戻ったパーカーは、新しいグループを結成する。マイルス・デイヴィス、デューク・ジョーダン、トミー・ポッター、マックス・ローチらを従えたチャーリー・パーカー・クインテットである。この時期マイルスの初リーダー・セッションをサポートする。40年代末から50年代初頭にかけて、自己のコンポのほか、JATPに加わったり、ストリングスと共演、ガレスピーとの再会セッションを行ったりして活躍。 有名な演奏としては、45年のサヴォイ吹込み「ナウズ・ザ・タイム」や46年の意識朦朧のまま行った伝説的なダイアル吹込み〈ラバー・マン〉などがある。55年にパーカーは、麻薬などで体を害し、34歳の若さで亡くなる。 代表作 : チャーリー・パーカー・オン・ダイアル |