PHIL WOODS |
マサチューセッツ州スプリングフィールド出身。パーカー・スタイルの忠実な後継者として人気が高く、もっともハード・バップを感じさせる白人アルト奏者。 1948年までローカル・バンドで演奏活動。その後ニューヨークに出てからはジュリアード音楽院で学びながらピアニストで作曲家であるレニー・トリスターノの門下生になり、アルトをマスターする。ジュリアード卒業後に、ウッズは、まさに彗星の如くジャズ界に登場するのである。最初のレコーディングは、54年の白人ギターのジミー・レイニーのプレスティッジ・セッションだが、この翌年11月にウッズはすでに決定的な代表作「ウッド・ロアー」を録音している。この50年代半ば、ウッズはジョージ・ウォリントンやディジー・ガレスピーのバンドに参加。57年には、ジーン・クイルと双頭コンポを結成し、クイルとの痛快なアルト・バトル・セッションを展開する。エピックの「フィル・トークス・ウイズ・クイル」は、いまもって語り継がれるホットな内容。 60年代不遇の時期があったが、67年に渡仏してヨーロピアン・リズム・マシーンを結成、人気を博した。73年に再びアメリカに活動の場を移した。以後カルテットまたはクインテットを率いて活動。オーケストラとの共演にも意欲をみせ、ミッシェル・ルグランとコンビを組むことが多かった。 代表作 : ウッド・ロアー |
![]() 1931.11.2 - 2015.9.29 Phil Woods Site |