CURTIS FULLER |
![]() 1934.12.15 - 2021.5.8 Curtis Fuller Site |
ミシガン州デトロイト出身。1950年代後半からジャズ・シーンに登場し、ファンキーで、丸くて、暖かみがあるハード・バップ時代を代表するトロンボーン奏者の一人。 1953年から55年軍隊に在籍し、その後ユセフ・ラティーフのバンドに加入。57年4月にニューヨークへ進出するや、プレスティッジ・レーベルに初リーダー・アルバムを録音する。また、ブルーノート・レーベルのアルフレッド・ライオンに見出されて、ジョン・コルトレーンの57年作品である「ブルー・トレイン」にリー・モーガンと共に3管の一人として参加。自身のリーダー・アルバムも同年に録音された「ジ・オープナー」などいくつか残した。そして、59年にはサヴォイ・レーベルからカーティス・フラーの代表作「ブルースエット」がモダン・ジャズの大ヒットとなる。この後、60年にはベニー・ゴルソンとアート・ファーマーの双頭バンド "ジャズテット"に参加する。 61年にアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに参加して、主にトランペットのフレディ・ハバード、テナー・サックスのウェイン・ショーターらと共演し、3管によるハーモニー、アンサンブルが魅力的で、また各メンバーがエキサイティングなアドリブを展開していき人気を博した。ジャズ・メッセンジャーズには65年まで在籍する。 70年代半ばには、カウント・ベーシー・ビッグ・バンドに加入。80年にはベニー・ゴルソンの作品に参加する。このあと、ジャズテットが復活した作品にも参加している。時代や流行の変化に流されることなく、自己のスタイルを貫きながら地道に活動を続けている。 代表作 : ブルースエット |