BUD POWELL |
![]() 1924.9.27 - 1966.7.31 Bud Powell Site |
ニューヨーク出身。チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらによって確立されたビ・バップ・スタイルのジャズをジャズ・ピアノの分野に定着させ、“モダン・ジャズ・ピアノの祖”とも称される。現代も続くピアノ、ベース、ドラムの『ピアノ・トリオ』形式を創始した。 1941年~1943年頃[ミントンズ]に通い、セロニアス・モンクの演奏に影響を受ける。1943年~1944年にはクーティ・ウイリアムズのバンドに加わって注目を浴びた。その後、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらと共演する。1940年代半ばには精神を病んで入退院を繰り返していたが、1940年代末には健康を取り戻し、1950年代初頭にかけてジャズ史に残る名演を録音、絶頂期を迎えた。しかし、1951年にまたもや発病、麻薬やアルコールなどの中毒にも苦しみ、1950年代半ば以降の衰えは著しい。 1960年代初頭、本国アメリカに一種のジャズ不況が訪れ、多くのジャズメンがヨーロッパに活動の場を移した時期であるが、パウエルもまた、フランスに渡って活動を続ける。アメリカと異なる良好な環境を好意的な聴衆に支えられ、麻薬禍から脱却するが、既に体はボロボロで、1966年アメリカ帰国中に死去した。 代表作 : バド・パウエルの芸術、アメイジング・バド・パウエルvol.1& 2、ジャズ・ジャイアント |