ソウル・ジャンクション  Red Garland  



   プレスティッジ時代にジョン・コルトレーンの初リーダー作以来、バックから支えてきたレッド・ガーランドだが、自分のリーダー作吹込みにあたって、今度はサイドメンの一人としてコルトレーンを起用し、さらにドナルド・バードを加えたプレスティッジ名物のブローイング・セッション。

各名人のアドリブの妙技が堪能でき、何ともいえないグループ感が味わえることだ。そして、シンプルで小気味よいプレイが身上のガーランドは、ここでも独特の軽快でシングル・トーンがたっぷりと楽しめる作品になっている。

1曲目のタイトル曲は、ガーランドのオリジナル。スロー・ブルースで、約15分に及ぶ長尺曲。ガーランドは、ブルースフィーリングに満ち溢れた華麗なプレイ。ピアノ・トリオがかなり長めの演奏のあと、コルトレーン、バードの力強く響きわたる演奏で盛り上げる。



3曲目ディジー・ガレスピー作曲〈バークス・ワークス〉では、パートでの演奏が印象的で、特にピアノ・パートはすぐれものハード・バップです。



デューク・エリントンのバラード〈アイヴ・ガット・イット・バッド〉は、ピアノの心地よい響き、トランペットの雰囲気重視のやや抑え気味の演奏、テナーも文句のつけようがないプレイを展開している。
youtube.com/watch?v=VYFnCJ80axc

ソウル・ジャンクションの商品詳細ページ

   

 Recorded. November 15, 1959. Prestige.

 RED GARLAND piano
 JOHN COLTRANE tenor sax
 DONALD BYRD trumpet
 GEORGE JOYNER bass
 ARTHUR TAYLOR drums

 1. Soul Junction   15:27
 2. Woody'n You   6:47
 3. Birk's Works   7:34
 4. I've Got It Bad   6:13
 5. Hallelujah   6:28