Revenue / Steve Lacy  



    本作品は、スティーヴ・レイシーのレギュラー・グループによるカルテット演奏。全曲、レイシーの作曲で、幅の広い曲想、色彩感の豊かさ、まろやかな心地良いサウンドなど。又レイシー以下各メンバーの個性豊かな輝き、エネルギッシュなプレイが展開される。

1曲目〈ザ・レント〉は、強弱を付けた活気のあるテーマで始まる。アルト・サックスのスティーヴ・ポッツは生き生きとした躍動感に溢れたプレイ、レイシーはフリーなリズムに乗って、滑らかでストレートなソロ、続くドラムのジョン・ベッシュは巧みなスティックさばき、ベースのジャン・ジャック・アヴネルは心地良くスウィングしています。



2曲目タイトル曲〈レヴァニュー〉は、2管ソプラノ・サックスがユニークなメロディーを奏でる。ソプラノ・サックスのポッツは軽快で伸びやか、レイシーの澄み切った音色、アヴネルのテンポよく駆け抜けていくプレイと続いていきます。



3曲目〈ディス・イズ・イット〉、アヴネルのアルコから、2管ホーンによる重苦しいテーマで始まり、アヴネルは指で弾くピチカートで、しっとりとした中、低音が魅力の濃厚なプレイがずっと続く、アルト・サックスのポッツは柔らかく落ち着いたプレイ、レイシーはそっと優しく奏でていきます。

4曲目〈ザ・ア・ア・ア〉、威勢のいいメロディーで始まり、ポッツは熱く鋭くエネルギッシュなアルト・サックスを吹ききっている。アヴネルの軽快なソロと続き、レイシーの表現豊かな叫びを放ち、そして、ベッシュのスリリングなドラミングと展開していく。
youtube.com/watch?v=WiNC4a6BwY

5曲目〈エスティーム〉、スロー・テンポのしんみりとしたメロディーが流れ、レイシーのまろやかな透明感溢れるプレイ、アヴネルはアルコとピチカートで豊かな響きをはじき出し、アルト・サックスのポッツはソフトなブロウで自由自在なアドリブを聴かせている。

6曲目〈アイ・ドゥ・ノット・ビリーヴ〉、2管ホーンによるテーマの後、ポッツは高速のアルト・サックスで熱いプレイ、レイシーのプレイはバックのリズムに合わせて軽やかに流れます。
youtube.com/watch?v=JXEBahZR7us

7曲目〈ゴスペル〉、テンポのいいテーマが流れ、ポッツはソプラノ・サックスで、どこまでも自由奔放なアドリブ展開が爽快、続くアヴネルとベッシュ の掛け合い演奏、レイシーは高音のきらめきで鋭く歌う。
youtube.com/watch?v=avioF1yXxJ4

 

Recorded. February 23 - 25, 1993. Soul Note. 

Steve Lacy soprano sax
Steve Potts alto sax, soprano sax
Jean-Jacques Avenel bass
John Betsch drums

1. The Rent 8:42
2. Revenue 6:03
3. This Is It 12:11
4. The Uh Uh Uh 7:41
5. Esteem 9:18
6. I Do Not Believe 4:50
7. Gospel 8:15