JACKIE McLEAN




1932.5.17 - 2006.3.31


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ニューヨーク出身。デビュー以来、順風満帆にモダン・ジャズのメイン・ストリートをまっしぐらに突き進んできて、情熱的なアルト・プレイで人気の高いアルト・サックス奏者。

1951年10月、ソニー・ロリンズやアート・ブレイキーと共に、マイルス・デイヴィスのアルバム「ディグ」の録音に参加。その後も何度かマイルスと共演。1955年に猫のジャケットでお馴染みの初リーダー作品「ジャッキー・マクリーン・クインテット」を録音。この1950年代半ばは、ジョージ・ウォーリントンやチャールズ・ミンガスのもとで活躍、1956年1月には、チャールズ・ミンガスの「直立猿人」に参加。1950年代後半、ジャズ・メッセンジャーズに加入して人気を高める。1959年にプレスティッジからブルーノートに移籍。1960年にはマル・ウォルドロンのアルバム「レフト・アローン」に参加し、ジャッキーにとって重要なレパートリーとなる<レフト・アローン>を録音。この曲は、マル・ウォルドロンとビリー・ホリディとの共作だが、ビリー・ホリディが亡くなったため、ジャッキーが参加したヴァージョンが初録音となった。

1960年代はブルーノートに数多くのリーダー作を吹込む。1963年には、まだ17才だったトニー・ウィリアムスを従えたアルバム「ワン・ステップ・ビヨンド」を発表。また、ジャッキーはフリー・ジャズにも傾倒していき、1967年のアルバム「ニュー・アンド・オールド・ゴスペル」で、オーネット・コールマンをバックに従えた。1960年代末から一時音楽活動を休止していたが、1972年にスティープルチェイスと契約して活動再開。以後旺盛に活躍し続けていた。2006年3月31日コネチカット州で亡くなる。

代表作 : 4,5&6、レット・フリーダム・リング