BILL EVANS |
ニュージャージー州ブレインフィールド出身。クラシックからの影響を取り入れたモダン・ジャズを代表する白人ピアニスト。 1950年代のニューヨークでの活動では、優秀なピアニストであるが、この時代はサイドマンとしての活動が主である。50年代半ばのトニー・スコットのコンポ時代にピアニストとしての実力をつけ、56年にリバーサイドから初のリーダー・アルバム「ニュー・ジャズ・コンセプション」を発表。58年にマイルス・デイヴィス・グループに加わり、一旦離れるが、59年に戻り、マイルスの最高傑作「カインド・オブ・ブルー」の録音に参加。 この後、ベースのスコット・ラファロ、ドラムのポール・モチアンというメンバーで、自らのピアノ・トリオを結成。名作「ポートレイト・イン・ジャズ」を吹込み、モード手法によるスタイルを完成させた。61年、彼にとっての最高のパートナーだったラファロが事故で亡くなった後も、エディ・ゴメスなどと組んで意欲的な活動を展開した。80年に肝硬変などで亡くなる。 1956年録音の初リーダー作から他界する直前まで、基本的にピアノ・トリオのフォーマットに固執し、白人らしいリリカルなプレイにより、多くのピアニストたちに多大な影響を与えたほか、他の楽器のプレイヤーにも影響を与えている。 代表作 : ポートレイト・イン・ジャズ、ワルツ・フォー・デビイ |
![]() 1928.8.16 - 1980.9.15 Bill Evans Site |