KENNY BURRELL


 

1931.7.31 -


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ミシガン州デトロイト出身。切れ味の鋭い硬質な音色と、シングル・ノートとコード・プレイのマッチングの巧みさに特色があるハード・バップ全盛期に一人気を吐いたギタリスト。

1950年代始めにディジー・ガレスピー・ビッグ・バンドに入り、20代はじめにはもうニューヨーク・ジャズ界でも名前の通るスターに成長していた。50年代半ばのハード・バップ全盛期において、いまひとつ大きな活躍の場がなかった楽器だ。何しろ通常の2管3リズム編成のコンポでは、ハーモニーを担当するのはピアニストだし、ギタリストが参加してもホーン奏者の補欠的役割だったから、ギタリストが脚光を浴びるにはピアニストを排した小編成のトリオかカルテットで自分がリーダーになるしかなかった。そんな時代にあって主役を張っても、脇役を固めても、どちらにあっても大きな存在感を示したのがケニー・バレルであった。

1956年5月、ブルーノートに初リーダー作を吹込む。 多くのセッションに参加し、レコーディングにも多数加わっている。ブルーノートには全部で6枚のリーダー作品を残している。

71年に大学で一流のセミナーを始め、72年に定住、ロサンゼルスの大学でのヂューク・エリントンの音楽の授業を。

代表作 : ア・ナイト・アット・ザ・ヴァンガード、ギター・フォームス