WES MONTGOMERY 


インディアナ州インディアナポリス出身。オクターブ奏法によりジャズ界を驚嘆させた天才ギター奏者。

50年代までは、48年から50年のハンプトン楽団以外は、ほとんど生地インディアナポリスに留まっていた。60年にキャノンボール・アダレイに見出され、アルバム「インクレディブル・ジャズ・ギター」を吹込む、たちまち驚異のギタリストとしての名声を確立。このリバーサイドには、ベースの代わりにオルガンを入れたギター・トリオなど、64年にリバーサイドが倒産するまで優れた作品が録音されている。その後モンゴメリー・ブラザーズやウィントン・ケリー・トリオと組んで活躍。無類のテクニックによりチャーリー・クリスチャンの再来と云われた。

60年代中頃は、ヴァーヴで「夢のカリフォルニア」など多くの作品が残されている。この後、A&Mがジャズ部門をスタートさせた。いわゆるCTIシリーズの第1弾に、ウエスの作品「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」である。この作品は、ドン・セベスキーのゴージャスなアレンジがウエスの柔らかなギターと溶け合い大ヒットに結びついた。このイージー・リスニング路線で、この後2枚のアルバムを残す。この一連のアルバムにより幅広い人気を得ていたが、翌68年に亡くなる。

代表作 : インクレディブル・ジャズ・ギター、フル・ハウス

 
 

 1925.3.6 - 1968.6.15


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