HANK MOBLEY |
![]() 1930.7.7 - 1986.5.30 Hank Mobley Site |
ジョージア州イーストマン出身。1950年代後半のハードバップ・シーンを代表する黒人テナー・サックス奏者。 1951年から53年にマックス・ローチ、54年3月から9月にディジー・ガレスピーにて活動。54年にジャズ・メッセンジャーズに加入し、アート・ブレイキーをはじめ、ホレス・シルバー、ケニー・ドーハムらとアルバム「ホレス・シルバー&ジャズ・メッセンジャーズ」を録音。翌年11月には、同じメンバーでアルバム「カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ」に参加し、ハード・バッパーとして実力をフルに発揮する。その後ジャズ・メッセンジャーズが分裂すると、相性の良いホレス・シルバーのクインテットに入り、56年、57年と常にハード・バップの第一線グループにあって輝かしい活躍を続けた。 一方で、モブレー自身のアルバムは、50年代後半から数多くブルーノートにセクステット、クインテットを中心に録音されている。なかには、60年にアート・ブレイキーが参加した「ソウル・ステーション」と「ロール・コール」という人気作品がある。この60年頃に、モブレーが頂点に達し、大きな方向転換をせまられる。翌61年にはマイルス・デイヴィス・グループに、ジョン・コルトレーンの後釜として加入し、「サムデイ・マイ・プリンス・ウイル・カム」やライブ盤「ブラックホークのマイルス・デイヴィス」に参加している。 その後、70年代に半ば引退になるまで主に自分のグループで活動。60年代後半ヨーロッパに渡り、以後パリを中心に在仏中だったフィリー・ジョー・ジョーンズらと演奏。70年にアメリカに戻る。86年、肺炎により亡くなる。 代表作 : ソウル・ステーション、ワーク・アウト |