RAY BRYANT 




 1931.12.24 - 2011.6.2


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ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。ビ・バップからハード・バップ、ブルース、ゴスペルと幅広く演奏活動を続けたジャズ・ピアニスト。

1951年から地元フィラデルフィアのバンドで演奏活動し、53年には地元のブルーノート・クラブのピアニストとなり、チャーリー・パーカーをはじめ、マイルス・デイヴィス、レスター・ヤングなどのバックを務めています。55年にニューヨークに進出し、ソニー・ロリンズのアルバム「ワーク・タイム」に参加、最高のハード・バップのプレイを展開している。57年のデッカで録音したアルバム「アフター・グロウ」で代表されるように56年から57年までカーメン・マクレエのバックを務めたピアニストでもあります。その後、テナー・サックスのコールマン・ホーキンスと共演したり、59年にはベニー・ゴルソンのアルバムにも参加、のちに自己のトリオを結成し、ジャズ・スタンダード曲〈ミスティ〉の名演で知られる「レイ・ブライアント・プレイズ」を超マイナー・レーベルのシグネチャーに吹込む。

60年代はゴスペルとソウルの影響を受け、新人時代のアレサ・フランクリンの伴奏を務めています。以後コンスタンスに活躍。72年にはモントルー・ジャズ・フェスティバルにおけるソロ演奏で脚光あび、圧倒的成功で終えたライブ・アルバムが「アローン・アット・モントルー」。70年代後半からパブロへの録音。その後90年代にかけて、エマーシーなどに録音し、活躍を続けていました。2011年6月、ニューヨークの病院で亡くなる。

代表作 : レイ・ブライアント・トリオ、レイ・ブライアント・プレイズ