SONNY CLARK |
ペンシルベニア州出身。日本のジャズ・ファンにしっかりと定着し人気を得たハード・バップのイメージに最もぴったりとはまるピアニスト。 ソニー・クラークは、20歳の時に兄と共に故郷のペンシルベニアを出て西海岸に移り、そこでプロとしての活動を開始したわけだが、ニューヨークへ進出するまでの5年余りのうち、約半分の2年半ほどを過ごしたのがモダン・クラリネット奏者バディ・デフランコのグループ。53年の暮れに、ケニー・ドリューの後任としてデフランコの下に加わったクラークは、そこで個性をじっくりと磨き上げていった。このあと、ニューヨーク進出後に花開く。 57年にニューヨークへ進出して、ブルーノート・レーベルへリーダー・アルバムが次々と録音されます。その中で、日本のジャズ喫茶で最大のヒット盤が生まれる。「クール・ストラッティン」で、58年に録音され、アート・ファーマー、ジャッキー・マクリーンをフロントに迎えたクインテットによる演奏は、日本人の琴線を刺激するブルージーなメロディが主体で、このアルバム1枚によって、本国ではまったく無名のクラークも、日本で人気ミュージシャンになった。クラークはサイドメンとしても、ハンク・モブレーをはじめ、ジャッキー・マクリーン、リー・モーガン、グラント・グリーンなどに数多くのアルバムがブルーノートに残されている。63年1月に、麻薬の過剰摂取によって亡くなり、31歳の若さでした。 代表作 : ソニー・クラーク・トリオ(BN盤)、クール・ストラッティン |
![]() 1931.7.21 - 1963.1.13 Sonny Clark Site |