SONNY ROLLINS |
ニューヨーク出身。ハード・バップの代表的テナー奏者で、ジョン・コルトレーンと並んでモダン・テナー奏者に強力な影響を与えた巨人。 1940年代後期から1950年代初頭のかけて、バド・パウエルやマイルス・デイヴィスなどと共演し腕を磨いたあと、1955年11月にクリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテットに加入。そして、1956年のリーダー・アルバム「サキソフォン・コロッサス」が高く評価され、一躍知名度が上がった。本作の収録曲<セント・トーマス>は今日に至るまで、ロリンズのコンサートで重要なレパートリーとなった。 人気の頂点にあった1959年には、突如引退して世間を驚かせたが、1961年に復帰し、1962年初頭にはジム・ホールなどを従えて、新作「橋」を吹込み健在ぶりを示した。その後一時フリー・ジャズに関心を向けた時期もあったが、又もとのよく歌うスタイルに戻り、円熟したテナー奏者としての成長を遂げた。しかし、再び1969年に演奏活動を中断する。1972年にカムバック、マイルストーン・レコードに移籍。以前にも増して自信に満ちた活動を続けている。歌心溢れるアドリブや聞く者をリラックスさせる演奏は、長年にわたり変わることなく、それが今も多くファンに支持されている。 代表作 : サキソフォン・コロッサス、ウェイ・アウト・ウェスト |
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