ホーム  フュージョンセレクト


 マウンテン・ダンス / デイブ・グルーシン  




Mountain Dance






1972年、デイブ・グルーシンは音楽プロデューサーのラリー・ローゼンとグルーシン・ローゼン・プロダクションを設立。アール・クルーをはじめ、リー・リトナー、パティ・オースティンなどのアルバムのプロデュースを行い、インストゥルメンタルでの名曲、名盤を生み出し、78年にはGRPレコードを設立する。

翌79年末録音の本作品でのグルーシンは、演奏のほか、アレンジャー、作曲、プロデューサーなどを行い創りあげた。ジャズはもとよりファンク、ラテン、ポップスなど様ざまな音楽に通じているグルーシンの多彩な音楽性が垣間見られる。 グルーシンの音楽を知る上で必聴の一枚。

1曲目の<ラグ・バッグ>は、グルーシンのピアノにパーカッション、ベース、ドラムが絡むイントロ。シンセサイザーも入り、リズミカルでファンキーなテーマが流れ、ジェフ・ミロノフのギター・ソロと続く。あくまで軽やかなピアノ演奏が印象的。
youtube.com/watch?v=wXrq6cFyVGQ

2曲目<フレンズ・アンド・ストレンジャース>は、軽快なリズムのテーマに、グルーシンのエレピが奏でる。小気味良いグルーシンのエレピ、濃密なマーカス・ミラーのベースと続き、テーマへ戻る。この曲は最初聴いたときは非常に良かったですが、時が経つとだんだん飽きてきた曲なんです。今でも持っているのですが、良かったから昔自分で、フュージョン・ベストのテープに録音していた曲です。
youtube.com/watch?v=_2or5Rqfyle

3曲目の<シティ・ライツ>、これもテープに録音していた曲で、こちらは今聴いてもいい曲です。この曲はリズム隊をバックに、シンセが奏でるテーマが魅力的です。グルーシンのピアノも伸びやかで心地いい演奏です。


5曲目タイトル曲<マウンテン・ダンス>は、84年映画 "恋におちて"(Falling in Love)のテーマ曲に使われていたグルーシンの名曲。ベース、パーカッションなどを従え、グルーシンのメリハリの利いたタッチで奏でられるピアノ、この後シンセとの掛け合いプレイもなかなかいい演奏です。
youtube.com/watch?v=xn9UcM_pLPw

7曲目の<キャプテン・カリブ>は、リー・リトナーやアール・クルーのバージョンでも有名なグルーシンの代表曲。ファンキーなシンセとロック調のギターの掛け合いで、熱い演奏が繰り広げられる。
youtube.com/watch?v=3Ke55lQGE2E

8曲目<イーザー・ウェイ>は、ドラムスのハービー・メイスンの作曲。ゆったりとしたエンディングに相応しい曲。グルーシンのピアノもラストを飾る雰囲気を醸し出している。
youtube.com/watch?v=pMR5-E9E06Y

マウンテン・ダンスの商品詳細ページ
  録音 1979年12月10日,17日
  1. Rag Bag 4:31
  2. Friends And Strangers 5:56
  3. City Lights 4:46
  4. Rondo-"If You Hold Out Your
    Hand" 4:36
  5. Mountain Dance 6:15
  6. Thanksong 3:11
  7. Captain Caribe 5:08
  8. Either Way 5:01

  -パーソネル-
  デイブ・グルーシン p, elp, syn
  イアン・アンダーウッド syn
  エドワード・ウォルシュ syn
  ジェフ・ミロノフ g
  マーカス・ミラー elb
  ハービー・メイスン ds
  ルーベン・バッシーニ perc